小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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創世記 |
アブラハムの家族(6) |
イサク |
Isaac|「笑い」|ヘブライ語 |
■父の手で神への生け贄に捧げられる
アブラハムが100歳、サラが91歳のときに誕生した男子。アブラハムの一族の第2代族長となる人物である。
父と同様に信仰心が篤く、神に愛されたが、少年の頃に生け贄として神に捧げられそうになるという経験をした。信仰心を試すために、神がアブラハムに子供イサクを捧げよと命じたためである。
朝早く、アブラハムは息子イサクに薪を背負わせ、神に命じられた山に登った。山の頂につくと、アブラハムは祭壇を築き、薪を並べ、イサクを縛って薪の上に載せた。それから刃物をとって息子の方へと近づけた。
このとき、神の御使いが天からアブラハムに呼びかけた。彼の信仰の深さがよくわかったので、もはやイサクを捧げる必要はないというのである。
こうして、イサクはすんでのところで死を免れたのだった。
アブラハムが住んでいたカナン地方の宗教には、古くから子供を神に捧げるという習慣があったが、ユダヤ教においてはそのような習慣が禁止されていた。これはその禁止の由来を説明する物語だといわれる。
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