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フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語(14)
創世記
ソドムとゴモラの滅亡(1)
ロト
Lot|「覆い」|ヘブライ語
■硫黄の火で滅ぼされた都市ソドムの住人


 アブラハムの甥。アブラハムほどの威厳はないが、神を敬う正しい人だった。
 ロトの一族はカナンの地に入ってからアブラハムと別れ、死海近辺の低地地方に移動し、ロト自身は家族とともにソドムの町に住んだ。
 その頃、ソドムとゴモラの人々は邪悪なことばかりしていた。神もそのことを気にかけ、2人の天使に実状を調べさせ、彼らの罪が重ければ2つの町を滅ぼそうと考えた。
 天使たちが人間の姿でソドムを訪れると、ロトは彼らを家に入れて懸命にもてなしたが、町の人たちはよそ者が来たといって彼らを痛めつけようとした。
 天使たちは正体を明かし、やって来た目的を告げるとロトの一家だけ町の外へ連れ出した。そのとき神がいった。
「命がけで逃れよ。後ろを振り返ってはいけない」
 ロトがその通りにすると、神は天から硫黄の火を降らせ、ソドムとゴモラの町と全住民を滅ぼしたのである。
 しかし、このときにロトの妻だけは後ろを振り返り、塩の柱になってしまった。
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登場人物で読む聖書 第一章 目次
第一章■創世神話と族長の時代
(~BC1500年まで)
◆最初の人類アダムから、民族の名祖ヤコブと12人の息子たち

第一章について
●人間の誕生//|アダムエバアベルカインセト
●聖人エノクの天界旅行//|エノク
●大洪水とノアの家族//|ノアセム
●バベルの塔//|ニムロド
●民族の父アブラハムの活躍//|アブラハムケドルラオメルマムレベラ
●ソドムとゴモラの滅亡//|ロトモアブ
●アブラハムの家族//|アビメレクピコルハガルサライシュマエルイサクリベカエサウマハラト
●イスラエルの名祖ヤコブの活躍//|ヤコブラバンラケルレアディナシケム
●エジプトに売られたヨセフ//|ヨセフポティファルアセナトルベンシメオンベニヤミン
●ユダヤ人の祖ユダの物語//|ユダオナンヒラタマル
●神に試されたヨブ//|ヨブ
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