小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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創世記 |
ソドムとゴモラの物語(2) |
モアブ |
Moab|「父親より」|ヘブライ語 |
■近親相姦で産まれた子
ロトとロトの娘の近親相姦で産まれた子。聖書の時代に死海東部に住んでいたモアブ人の祖だという。
ロトは都市ソドムを逃れて近くの小さな町に行ったが、その後その町を出て山に入り、2人の娘と洞穴に住むようになった。
そんな生活では2人の娘に婿がくるはずもなかったので、娘たちは話し合い、父を酔わせて床をともにし、父から子種を得ようとたくらんだ。
ある日、2人は計画通りにロトにぶどう酒を飲ませ、その夜は姉が父と寝た。次の日も同じように父に酒を飲ませ、その夜は妹が父と寝た。二晩ともロトは完全に酔っぱらっていたので、娘たちがやって来たことも立ち去ったのも気がつかなかった。しかし、このような大胆な行為によって、娘たちはついに子どもを得たのである。
このとき、姉から誕生したのがモアブだが、妹から産まれた子はベン・アミ(わたしの肉親の子)と名付けられている。ベン・アミは聖書の時代に死海の東北の地方に住んでいたアンモン人の祖先になったという。
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