小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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■バベルの塔を建てた王
ハムの孫に当たり、地上で最初の勇士となった人物。正確な時代はわからないが、古バビロニア王国の現在確認できる唯一の王である。
王国は現在のイラクに位置した広大なもので、バビロン(=バベル)、ウルク、アッカドなどの諸都市が築かれた。
聖書では、この時代の人々は世界中どこでも同じ言葉を話していたという。
しかし、この時代に繁栄したバビロンに住んでいた人々は、あるとき天まで届く巨大な塔を建てて有名になろうと考え、その塔を建設し始めた。
これに神が腹を立てた。
神の考えでは、地上の人間たちが同じ言葉を話すので、みなで力を合わせてこんなことをするのだと思えた。そこで神はすぐにも地上の人間たちがみな異なる言葉を話すようにしてしまった。
こうして、人間たちは混乱し、塔の建設は中止された。
これが有名なバベルの塔の物語だが、この塔は当時のバビロンに実際にあったジグラト(高塔神殿)をモデルにしているという。この塔は四角形の底辺を持ち、底辺の一辺は91.5m、高さは98.5mあった。
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