小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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創世記 |
アブラハムの家族(5) |
イシュマエル |
Ishmael|「神は聞く」|ヘブライ語 |
■追放された側女の子~アラブ人の祖
サラの女奴隷ハガルとアブラハムの間に産まれた男子で、アラブ人の祖。
アブラハムの妻サラは子供ができない女だったので、女奴隷ハガルをアブラハムの側女とした。この結果誕生したのがイシュマエルである。
神の計らいによってサラにイサクが誕生しなければ、イシュマエルがアブラハムの後を継いで族長になるはずだった。が、イサクが誕生したことで、イシュマエルと母の立場は弱いものになった。
あるとき、2人して幼いイサクをからかったところ、これを目撃したサラによって荒れ野に追放されてしまった。ハガルとイシュマエルは行く当てもなく長いこと荒れ野をさまよったが、やがて持参した水も尽きてしまった。
ハガルは子供を潅木の下に寝かせると、子供が死ぬのが忍びなく、声を上げて泣いた。このとき、天使がハガルに呼びかけ、井戸のある場所を教えてくれた。
こうして、2人は生き延びるとシナイ半島の荒れ野に住んだ。
イシュマエルはやがてエジプト人の妻を迎え、シナイ半島からヨルダン南部にかけての地域に住む人々の祖になったという。
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