小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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創世記 |
アブラハムの家族(10) |
マハラト |
Mahalath|「竪琴」|ヘブライ語 |
■二親のご機嫌とりのために迎えた嫁
エサウの3番目の妻。エサウは40歳のときにカナン地方の娘であるユディトとバセマトを妻として迎えたが、これは一族の娘と結婚するという父イサクの希望にそぐわないものだった。
エサウの母リベカが、エサウではなく弟のヤコブを偏愛したのも、エサウの妻が気に入らないというのが一因だった。
ヤコブに長子権を奪われた後にこのことを知ったエサウは、改めて父方の親族から嫁を選んだ。これがマハラトで、アブラハムの息子イシュマエルの娘だった。
ヤコブに奪われた長子権は戻ることはなかったが、これらの結婚によって家族と財産を増やしたエサウは、やがてヤコブと一緒に同じ土地に住めないほど豊かになった。
そこで、エサウは家族を連れて死海南東のセイルの山地に住むようになり、やがて独立した民族の祖となった。
エサウは別名エドムといい、彼の子孫はエドム人と呼ばれた。この民は死海の南からアカバ湾にかけての半砂漠地帯に住んだが、ヤコブから出たイスラエルの民とはしばしば争い合う関係にあった。
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