小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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サムエル記 |
英雄ダビデVSサウル王(7) |
ナバル |
Nabal|「愚か者」|ヘブライ語 |
■驚きのあまり石となる
羊3000匹、山羊1000匹を所有していた裕福な男。頑固で性格が悪かったために、神の怒りで死ぬことになった。
イスラエル王サウルから逃走中のダビデは死海西方を転々とし、やがてカルメルのあたりにやって来た。そこにナバルの仕事場があった。
逃亡中とはいってもダビデは600人もの兵を率いる一族の頭領のような立場にあった。
このような大軍団を養うのは大変なことで、ダビデは各地で「用心棒料」に類したものを徴収していたといわれている。
カルメルにやってきたときも、ダビデはナバルに対してそれを要求した。その土地を自分の縄張りと考えているダビデの側からは当然の要求だった。
しかし、ナバルはその要求を拒否したばかりか、ダビデのことを素性の知れぬ者といって馬鹿にした。
ダビデは腹を立て、400人の兵を率いてナバルを攻めようとした。事態を知ったナバルの妻アビガイルが、大急ぎで大量の食糧を送ったことで争いは避けられたが、後から事実を知ったナバルはびっくりし、身体が石のように固くなって死んでしまった。
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