ようこそ。ここは草野巧のホームページです。
フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
フランボワイヤン・ワールド・トップ登場人物で読む聖書の物語目次
 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語(128)
サムエル記
英雄ダビデVSサウル王(9)
アビシャイ
Abishai|「我が父はエッサイ」|ヘブライ語
■槍と水差しの意味


 英雄ダビデの妹ツェルヤの長男。血気盛んで、忠実な兵士だった。
 ダビデがアビガイルを妻に迎えたころ、イスラエル王サウルはダビデがジフの荒野に隠れていることを知り、精鋭3000を率いて出陣した。
 ダビデも斥候を出し、敵が陣を敷いた場所を探ると、サウルと司令官のアブネルがいる幕営を見つけた。ダビデはすぐに身近な部下にいった。
「サウルの陣地にわたしと下って行くのは誰だ」。
 この問に即座に応えたのがアビシャイだった。
 夜、ダビデとアビシャイは敵の陣地に忍び込み、サウルの幕営の中に入った。サウルは寝ており、近くには司令官アブネルも寝ていた。
 アビシャイは、すぐにもサウルを殺したいとダビデに訴えた。が、ダビデは一度は神が選んだ王を殺すことを望まなかった。彼はサウルの槍と水差しを奪い、敵陣を出て離れた場所まで来ると、それらを証拠品として見せながら、自分はあなたを殺す意図がないのに、何故自分を殺そうとするのかとサウルに呼びかけた。
 しかし、サウルは一時的には心を動かされたものの、この後もダビデを敵視し続けたのだった。
←PreviousNext→
登場人物で読む聖書の物語 第四章 目次
第四章■ダビデ・ソロモン王国の時代
(BC1000~930年ころ)
◆イスラエル統一王国、その繁栄と内紛

第四章について
●少年ダビデVS巨人ゴリアト//|エッサイダビデゴリアトエリアブ
●英雄ダビデVSサウル王//|メラブミカルヨナタンアヒメレクドエグアビアタルナバルアビガイルアビシャイアキシュアヒノアムアビナダブ
●英雄ダビデVSイシュ・ボシェト王//|イシュ・ボシェトアブネルアサエルパルティヨアブレカブ
●首都エルサレムと神の箱//|ヒラムウザオベド・エドム
●ダビデ王国の拡大//|ハダドエゼルショバクハヌントイイシュビ・ベノブイシュバアル
●前王家の生き残り//|ツィバメフィボシェト
●ダビデ王の罪//|バト・シェバウリヤナタン
●王家のもめごと//|アムノンタマルヨナダブ
●アブサロムの乱//|アブサロムイタイツァドクシムイアヒトフェルフシャイヨナタンアヒマアツバルジライ
●シェバの乱//|シェバアマサ
●人口調査の罰//|ガドアラウナ
●ダビデの後継者争い//|アビシャグアドニヤベナヤ
●ソロモン王の繁栄//|ソロモンフラムハダド| 
Copyright(C) 草野巧 All Right Reserved