小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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サムエル記 |
英雄ダビデVSサウル王(10) |
アキシュ |
Achish|「王は与える」|フリル語 |
■敵地に身を潜める
ペリシテ人の町ガトの王。
イスラエルの初代王サウルに追われていた英雄ダビデは、このままでは殺されると考え、600人の兵とその家族を率いて、何故かイスラエルと敵対するペリシテ人の王アキシュを訪れた。
アキシュがダビデたちを受け入れたのも奇妙だが、ダビデの軍団は優秀であり、味方にした方がいいと判断したのだろう。
しかし、たとえアキシュのもとにあっても、ダビデはイスラエル民族と敵対するようなことはしなかった。
ダビデは王を信用させるため、ゲシュル人、ゲゼル人、アマレク人などの町を襲い、イスラエルの町々を襲ったと嘘をついて、戦利品をアキシュに送った。
そうとは知らぬ単純なアキシュは完全にダビデを信用したのである。
しかし、ペリシテの武将たちはダビデを信用していなかった。
このため、間もなくイスラエルとの間に戦争が起こると、ダビデはペリシテの地を追い出された。
とはいえ、イスラエルと戦わずにすんだことはダビデには好都合だった。しかも、この戦いでサウル王もその子ヨナタンも死に、ダビデが王となる日が近づいたのである。
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