小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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列王記・歴代誌 |
ソロモン王の繁栄(2) |
フラム |
Huram|「わたしの兄弟は誉められた」|ヘブライ語 |
■ソロモン王の神殿建築
ソロモン王の神殿建築のためにフェニキアの都市ティルスから呼ばれた青銅工芸職人。ヒラムと呼ばれる。優れた職人で、知恵と洞察力と知識に富み、青銅にかけてはどんな仕事にも通じていた。
神殿は幅10.5m、長さ31.5mの長方形で、それほど大きくはないが、かなり豪華なものだったらしい。
青銅職人フラムが担当したのは神殿の備品となるもので、飾りのある青銅の2本の柱、12頭の雄牛像の背中に載せられた「海」と呼ばれる水盤、そのほかの祭具類などだった。
この神殿の建築には7年が費やされ、完成後に神の契約の箱が安置された。王は神殿に続いて宮殿も建築したが、これは神殿よりは大きく、幅22.5m、奥行き45m、高さが13.5mあり、完成までに13年が費やされた。
神殿や宮殿には大量のレバノン杉が用いられたが、これはダビデ時代から親交のあったティルスの王ヒラムから送られた。
神殿と宮殿の建築は大事業で、ソロモン王は神殿建築のためにイスラエルから3万人を徴用し、1万人ずつ1か月交代で仕事に当たらせた。
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