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フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語(134)
サムエル記
英雄ダビデVSイシュ・ボシェト王(3)
アサエル
Asahel|「神が作った」|ヘブライ語
■深追いしてはいけなかった


 ダビデの妹ツェルヤの息子の1人で、司令官ヨアブの兄弟。血気盛んな兵士だったが、未熟であり、向こう気の強さが命取りとなった。
 イスラエルの司令官アブネルがまだイシュ・ボシェト王に仕えていたころ、イスラエルとダビデ王率いるユダの間で戦争が起こった。
 アブネルは両軍から12名ずつ若者を出して対戦させようと申し込んだ。
 ユダの司令官ヨアブはこれを受け入れ、両軍から同数の者が出て対戦したが、みな相打ちして果てた。
 その後、両軍の激しい戦いが始まると、イスラエルは打ち負かされて逃走し始めた。このとき、ユダのアサエルはかもしかのように足が速かったので、どこまでもアブネルを追跡した。
 アブネルは追ってくるのが若者だと知ると、自分を追うのはやめて別の若者を狙えと警告した。
 彼は戦にかけては豪傑であり、未熟な若者を殺す気になれなかったのである。
 それでもアサエルが追ってくると、アブネルはおそらくは気絶させるつもりで、槍の石突で若者の下腹を突いた。ところが、運の悪いことに槍は腹を突き抜け、アサエルは死んでしまった。
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登場人物で読む聖書の物語 第四章 目次
第四章■ダビデ・ソロモン王国の時代
(BC1000~930年ころ)
◆イスラエル統一王国、その繁栄と内紛

第四章について
●少年ダビデVS巨人ゴリアト//|エッサイダビデゴリアトエリアブ
●英雄ダビデVSサウル王//|メラブミカルヨナタンアヒメレクドエグアビアタルナバルアビガイルアビシャイアキシュアヒノアムアビナダブ
●英雄ダビデVSイシュ・ボシェト王//|イシュ・ボシェトアブネルアサエルパルティヨアブレカブ
●首都エルサレムと神の箱//|ヒラムウザオベド・エドム
●ダビデ王国の拡大//|ハダドエゼルショバクハヌントイイシュビ・ベノブイシュバアル
●前王家の生き残り//|ツィバメフィボシェト
●ダビデ王の罪//|バト・シェバウリヤナタン
●王家のもめごと//|アムノンタマルヨナダブ
●アブサロムの乱//|アブサロムイタイツァドクシムイアヒトフェルフシャイヨナタンアヒマアツバルジライ
●シェバの乱//|シェバアマサ
●人口調査の罰//|ガドアラウナ
●ダビデの後継者争い//|アビシャグアドニヤベナヤ
●ソロモン王の繁栄//|ソロモンフラムハダド| 
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