小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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ダニエル書 |
賢者ダニエルの活躍(1) |
ダニエル |
Daniel|「神はわたしの裁き人」|ヘブライ語 |
■不思議な夢の謎
紀元前6世紀にユダの捕囚民としてバビロンの宮廷に仕えた高官。バビロンに仕えてはいたが、イスラエルの神への信仰を守り続けた義人である。
バビロニア王ネブカドネツァルによって、イスラエル人の王族と貴族の中から、身体、容姿、頭脳などすべての点で優れ、宮廷に仕える能力のある少年として選ばれた。
このとき選ばれた少年は数多くいたが、ダニエルはとりわけ優れていた。
バビロン王の奇怪な夢の謎を解いたことでそれがはっきりした。
王はあるとき不思議な夢を見たため、バビロンの占い師や祈祷師を呼び、夢の内容を語らずに解答を求めたがだれも答えられなかった。
この話を聞いたダニエルは夢の中身も聞かずに謎を解いた。
王が見たのは頭が金、胴体が銀、腰が青銅、脚が鉄、足が陶土でできた巨大な像の夢だったが、ダニエルは像の頭はバビロンを表し、他の部分はこれから現れるバビロンよりも劣った国々であり、その後で神の国が到来すると解答した。
感心した王はすぐにもダニエルを出世させ、全州を治める長官に任命した。 |
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