小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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エズラ記・ネヘミヤ記 |
ユダヤ帰還民と神殿の再建(1) |
キュロス |
Cyrus|「息子」|ペルシア語 |
■帝国を築いた天才
ペルシアの王(在位、前559~530年)。メディア王国支配下の群小民族に過ぎなかったペルシアを、わずか数年間で一大帝国へと成長させた天才的英雄。「寛容な征服者」として有名で、これがユダヤ人の運命を変えることになった。
キュロスは前539年に新バビロニア帝国を滅ぼすと、持ち前の寛大さを発揮し、バビロンに捕囚として生活していたユダヤ人たちのパレスチナ帰還とエルサレム神殿の再建を許可した。
「ペルシアの王キュロスはこう言う。天にいます神、主は、地上のすべての国をわたしに賜った。この主がユダのエルサレムに御自分の神殿を建てることをわたしに命じられた。あなたたちの中で主の民に属する者はだれでも、エルサレムにいますイスラエルの神、主の神殿を建てるために、ユダのエルサレムに上って行くがよい」。
こうして、バビロンに住むユダヤ人の中でそうしたいと思う者たちがエルサレムに帰還することになった。
バビロンでの生活はそれほど不自由でなかったため、引き続きその地に残った者も多かったが、彼らはいろいろな捧げ物で帰還者を支援した。 |
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