小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
販売開始しました。 |
|
《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
|
エズラ記・ネヘミヤ記 |
ユダヤ帰還民と神殿の再建(2) |
シェシュバツァル |
Sheshbazzar|「火の崇拝者」|ペルシア語 |
■再生への第一陣
ペルシア王キュロスが新バビロニア帝国を滅ぼしたころ、バビロンに住んでいたユダの王族の1人。紀元前538年にキュロス王がユダヤ民族のパレスチナ帰還を許したとき、第一陣として帰還した捕囚たちの指導者であった。
キュロス王からも信頼されていた人物で、ペルシア帝国に属するユダヤ州の総督に任命された。
王は、バビロニア人がエルサレム神殿から略奪した品々をユダヤ人に返したので、シェシュバツァルは帰還するときにこれらの品々も持参した。
このとき帰還した捕囚民の数は4万2360人だったとされているが、事実はもっと少なかったろうといわれている。
エルサレムについたシェシュバツァルはキュロス王に命じられたとおり、かつて神殿にあった品々をそこに戻し、かつ神殿の基礎を据えた。
しかし、この神殿工事は周辺に住んでいた他民族の妨害もあって、途中で中断されてしまった。
ユダヤ総督のシェシュバツァルも暗殺されたのかどうか、いつの間にかいなくなった。
神殿工事が再開されるのは、約20年後のダレイオス1世の時代まで待たなければならなかった。 |
|
|