小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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ダニエル書 |
賢者ダニエルの活躍(3) |
アルヨク |
Arioch |
■謎を解く少年を見つける
紀元前6世紀のバビロニア王ネブカドネツァルに仕えた賢明な侍従長。
ネブカドネツァルはあるとき奇妙な夢に悩まされ、バビロンの占い師や祈祷師を呼び、夢の内容も告げずに謎解きを迫った。
占い師たちは内容が分からなければ謎解きはできないと王にいった。
王は腹を立て、バビロンの知者を皆殺しにするよう命じた。この命令を受けたのがアルヨクだった。
アルヨクは王の高官として最初はその命令を実行するつもりだったが、ダニエルと出会って考えが変わった。
「しばらくの時をいただけますなら、解釈いたします」とダニエルがいったからだ。
翌日、アルヨクが待っているとダニエルがやってきていった。
「バビロンの知者を殺さないでください。わたしを王様のもとに連れて行ってくだされば、王様に解釈を申し上げます」。
へたをすればアルヨクも殺されるかも知れないので彼はかなり恐ろしかったが、とにかくダニエルを王のもとに連れて行った。
こうしてダニエルは王と出会い、その才能を認められることになったのである。 |
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