小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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エズラ記・ネヘミヤ記・ハガイ書 |
ユダヤ帰還民と神殿の再建(4) |
ハガイ |
Haggai|「祝祭の」|ヘブライ語 |
■彗星のごとき老預言者
紀元前6世紀、バビロンからの捕囚民が帰還しつつあったエルサレムに、すい星のように現れて消えた老預言者。
前520年の6月から9月までの間だけ活発に預言を行った。
その預言は、バビロンから帰還した人々が、あれこれと理由をつけて神の神殿を廃虚のままに放置していることを責めるもので、栄光を手に入れたければ神殿を建てよというものだった。
この預言が人々の心を動かし、ユダヤ総督ゼルバベルや大祭司イエシュアを神殿再建へと向かわせた。
この頃にもサマリアなどの地には神殿再建に敵対する勢力がおり、このために総督ゼルバベルは大いに苦悩することになったが、ハガイはそんな彼を、神が選んだ人物と呼んで激励した。
『ハガイ書』の中には、ハガイが前587年に破壊されたソロモン神殿を実際に見たことがあると記されているため、預言活動を行ったときには、彼がすでに70歳をゆうに越える高齢だったことがわかる。
彼は短い預言活動の後に死に、第二神殿の完成を目にすることはできなかったが、その預言活動は人々に強烈な印象を残し、神殿再建の功労者の1人となった。 |
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