小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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ダニエル書 |
賢者ダニエルの活躍(4) |
ネブカドネツァル |
Nebuchadnezzar|「神ナブーが境界石を守る」|アッシリア語 |
■燃え盛る炉に少年を投げ込む
紀元前6世紀のバビロニアの王(在位、前604~562年)。ユダ王国を滅ぼした王で、ユダ民族の2回にわたる捕囚も彼によってなされた。
『ダニエル書』にも登場しており、感情の起伏の激しい暴君として描かれている。
彼は、奇怪な夢の謎を解いたダニエルを気に入るとすぐにも全州の長官に任命するような性格だが、気に入らない者がいればすぐに殺してしまうのである。
ダニエルら捕囚民の少年たちがバビロン宮廷に仕え始めた後のこと、王は突然高さ27mもある巨大な金の像を作り、ドラという都市に建て、決まった時刻にひれ伏して拝むように人々に命じた。
ところが、その地にいたユダ捕囚民の中にそれを拒否する者たちがいた。
ダニエルと一緒に宮廷に仕えるようになったハナンヤ、ミシャエル、アザルヤの3人だった。
ユダヤ人を中傷しようとしていたバビロン人がこのことを王に告げた。
王は怒りに燃えて3人を呼び出し、直接命令したが、それでも3人は拒否した。
王は血相を変え、燃え盛る炉をいつもの7倍にも熱くすると、3人をその中に投げ込んでしまったのである。 |
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