小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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エズラ記・ネヘミヤ記 |
ユダヤ帰還民と神殿の再建(7) |
ダレイオス1世 |
DariusⅠ|「善を支持する者」|ペルシア語 |
■神殿の再建を支持する
ペルシア王(在位、前521~486年)。各地の反乱を鎮圧してペルシアを強国へと作り上げたが、大人物らしく、占領政策においても寛大なところがあった。
ユダヤ人の神殿再建に関しても、それがキュロス王によって許可されていたことがわかると、ダレイオス王自身もそれを許可する立場を取った。
このときは大守タテナイらが神殿工事を妨害しようと企んでいたが、王は彼らに命令した。
「ユーフラテス西方の長官タテナイとシュタル・ボゼナイ、およびその仲間であるユーフラテス西方の巡察官たちは干渉をやめ、その神殿工事をさせることにせよ。ユダの長官と長老たちは、かつて神殿があった場所にその神殿を再建しなければならない。この神殿を建てるために、あなたたちがそのユダの長老たちを援助することを、わたしは命ずる。その経費はユーフラテス西方からの税収による国費によって賄われ、滞りなく正確にそれを彼らに与えよ」。
この命令によってユダヤ人による神殿再建工事がはかどったのは当然のことで、工事再開5年後の前515年についに完成することになった。 |
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