小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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エステル記 |
ペルシア王妃エステルの物語(1) |
エステル |
Ester|「星」|ペルシア語 |
■美しく可愛い女戦士
紀元前5世紀ころのペルシアを舞台にした歴史物語『エステル記』の女主人公で、クセルクセス王の妃としてユダヤ民族の危機を救った英雄。美しく可愛らしいうえに戦士のように勇敢だった。
彼女は、もともとペルシアに住む離散ユダヤ人の1人だったが、幼くして孤児になり、従兄弟のモルデカイに育てられた。
あるとき、王が妃ワシュティを退位させて新しい王妃を求めるということがあり、数多くの王妃候補の中から王に寵愛されて王妃となった。
ところが、ペルシアの宮廷には悪代官のような宰相ハマンがいて全ユダヤ人の撲滅を企んでいた。
エステルはそれを知ると、民族を救うために立ち上がった。
彼女はハマンを同席させた上で酒宴を開き、その席で自分の民族が絶滅の危機に瀕していることを王に訴え、それを企んだハマンを非難した。
エステルを愛していた王はこれを知ると大いに怒り、ハマンは死刑に処せられた。
こうして、彼のユダヤ人絶滅計画は挫折したのである。
これを記念したプリムの祭は、現在でもユダヤ民族の祭の1つになっている。 |
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