小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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ユディト記 |
美女ユディトの活躍(1) |
ユディト |
Judith|「ユダヤ女性」|ヘブライ語 |
■美しさを武器にした女
紀元前2世紀ころに書かれた物語『ユディト記』の主人公。貞淑で美しく愛国心の強い勇敢な寡婦だった。
物語はアッシリア王ネブカドネツァルの時代という、実在しない時代を舞台にしている。
この王があるとき西方の地に大軍団を派遣した。軍団は多くの国を滅ぼし、間もなくユダヤの地にも侵入し、都市ベトリアを包囲した。
このときにある作戦を実行してイスラエルの危機を救ったのがユディトである。
彼女は化粧をし、美しく着飾り、侍女と一緒に町を出るとアッシリア人の陣営に向かった。
そこで彼女は重要な情報があると、嘘をついて軍団の指揮官ホロフェルネスに近づいた。
指揮官はユディトの情報に大いに感心したが、それ以上にユディトの美しさに心を奪われた。
夜、彼はユディトを自分の天幕に誘うと他の者を退かせ、寝台に横たわった。
この機会にユディトは短剣を抜き、指揮官の髪をつかむとその首を切り、すぐにベトリアに戻った。
この活躍でイスラエルは指揮官を失った敵軍に勝つことができ、危機から救われたのである。 |
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