ようこそ。ここは草野巧のホームページです。
フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
フランボワイヤン・ワールド・トップ登場人物で読む聖書の物語目次
 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語(318)
マカバイ記
ユダヤに迫るヘレニズムの波(7)
リシマコス
Lysimachus
■兄弟そろって……


 エルサレムの大祭司メネラオスの兄弟。堕落したメネラオスに協力して悪行を働いた無頼漢。
 大祭司の兄弟として大祭司の代理を務めることもあったが、その地位を利用して神殿の財宝を横領した。
 悪事の噂は人々の間にも広まり、大勢の者が結集して彼に抗議したこともあったが、彼は少しも反省しなかった。
 怒った群衆が暴動を起こしそうになると、リシマコスは3000人の兵士を動員して武力で弾圧を加えた。
 この攻撃に対して、人々は手近にあった石ころや棒切れや灰を投げつけて対抗した。
 群衆の数は兵士の数をはるかに上回っていたので、兵士たちの多くが深手を追い、ある者は打ち倒され、群衆はついに兵士たちを敗走させることに成功した。
 リシマコス自身も神殿の片隅に追い込まれ、最後は人々に捕らえられて殺されることになった。
 しかし、エルサレムで起こった暴動の知らせはアンティオコス4世の耳にも届き、結局シリア軍によって弾圧され、悪人の大祭司メネラオスを打ち倒すまでにはいたらなかった。
 こうした事情が、やがてマカバイの乱を引き起こすことになるのである。
PreviousNext
登場人物で読む聖書の物語 第七章 目次 
第七章■イスラエル再生の時代
(BC200~100年ころ)
◆民族再生の夢、架空物語「ユディト」とマカバイたちの反乱

第七章について
●美女ユディトの活躍//|ユディトアルファクサドネブカドネツァルアキオルオジアホロフェルネスバゴアスヨアキム
●ユダヤに迫るヘレニズムの波//|アンティオコス4世エピファネスオニア3世シモンヘリオドロスヤソンメネラオスリシマコスエレアザル
●マカバイの反乱//|マタティアユダ・マカバイアポロニオスセロンリシアスゴルギアスティモテオスヨセフエレアザルフィリポスデメトリオス1世ソテルアルキモスニカノルラジスバキデス
●策士ヨナタンの活躍//|ヨナタンアレキサンドロス・バラスプトレマイオス6世フィロメトルデメトリオス2世ニカトルトリフォン
●ユダヤ・ハスモン王国の独立//|シモンアンティオコス7世シデテスアテノビオスケンデバイオスプトレマイオス
Copyright(C) 草野巧 All Right Reserved