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フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語(335)
マカバイ記
策士ヨナタンの活躍(1)
ヨナタン
Jonathan|「神によって与えられた」|ヘブライ語
■ふたりの王に取り入った策士


 マカバイの乱を起こしたモデインの村の祭司マタティアの末子で、ユダの死後にマカバイの指導者になった。
 猪突猛進型のユダに比べてはるかに権謀術数に優れ、ユダヤ独立の下地を作った。
 ユダがバキデスとの戦いで死ぬと、マカバイ一党は苦境に立たされ、ヨナタンたちは一時荒野に逃れたものの、徐々に勢力を回復した。
 前157年にバキデスが再びユダヤに来襲したときは、ヨナタンは互角に渡り合い、講和を結んだ。
 シリア国内でアレキサンドロス・バラスとデメトリオス1世の王位をめぐる争いが起こると、ヨナタンは知恵をしぼり、双方に接近して最大限の利益を引き出した。
 彼は双方の王からユダヤの指導者として認められ、デメトリオス1世の死後にはバラスによって大祭司と将軍の地位を与えられた。
 バラスの死後にデメトリオス2世が即位したときも、ヨナタンはすぐにも大量の財宝を送って巧みに取り入り、これまでの地位を維持した。
 こうした成功によって、ヨナタンの死後、ユダヤは独立へ向かうことになったのである。
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登場人物で読む聖書の物語 第七章 目次 
第七章■イスラエル再生の時代
(BC200~100年ころ)
◆民族再生の夢、架空物語「ユディト」とマカバイたちの反乱

第七章について
●美女ユディトの活躍//|ユディトアルファクサドネブカドネツァルアキオルオジアホロフェルネスバゴアスヨアキム
●ユダヤに迫るヘレニズムの波//|アンティオコス4世エピファネスオニア3世シモンヘリオドロスヤソンメネラオスリシマコスエレアザル
●マカバイの反乱//|マタティアユダ・マカバイアポロニオスセロンリシアスゴルギアスティモテオスヨセフエレアザルフィリポスデメトリオス1世ソテルアルキモスニカノルラジスバキデス
●策士ヨナタンの活躍//|ヨナタンアレキサンドロス・バラスプトレマイオス6世フィロメトルデメトリオス2世ニカトルトリフォン
●ユダヤ・ハスモン王国の独立//|シモンアンティオコス7世シデテスアテノビオスケンデバイオスプトレマイオス
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