小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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マカバイ記 |
マカバイの反乱(2) |
ユダ・マカバイ |
Judas Maccabeus|「ハンマー」|ヘブライ語 |
■ユダヤのハンマー
マタティアの3番目の息子で、マカバイの乱を指導した英雄。若年時代から剛の者で、後にマカバイ(ハンマーの意)とあだ名され、彼の仲間もマカバイと呼ばれた。
父マタティアがシリアへの反乱の狼煙を上げたとき、兄弟や他の同調者とともに従がった。
やがて父が死に、その遺言で反乱軍の指導者となった。
以降、彼はマカバイ一党を率いて勇敢に戦い続けた。
戦いは順調でマカバイ軍は次々と敵軍を撃破した。どんな不利な戦いでも、ユダは勝利の信念を失わなかった。
シリア軍司令官セロンが大軍を率いてマカバイ軍に迫ったときには、おびえる仲間たちに彼はいった。
「戦いの勝利は兵士の数の多さによるのではなく、ただ天の力によるのみだ。天が我々の敵を粉砕してくださる。彼らごときにひるむことはない」。
こうして、彼はユダヤ全土を解放し、前164年にはエルサレムに入城し、事実上ユダヤの支配者になった。
しかし、デメトリオス1世の時代にシリア軍の激しい反攻が始まり、その戦いの中でユダは死に、マカバイ軍は再び困難な状況に追いやられることになった。 |
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