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フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語(317)
マカバイ記
ユダヤに迫るヘレニズムの波(6)
メネラオス
Menelaus
■聖職も金次第


 オニア3世、ヤソンに続く、エルサレムの大祭司。前任者のヤソンと同じく賄賂を使って大祭司になった、急進的なヘレニズム推進者。
 ヤソンは大祭司となった3年目にシリア王アンティオコス4世への使者としてメネラオスを派遣したが、メネラオスはヤソンを裏切って王に媚びを売り、ヤソンよりも多額の賄賂を使って大祭司の職を奪い取った。
 そのうえ彼はユダヤの伝統を軽んじ、ヤソンよりも大胆にエルサレムのヘレニズム化を推進し、兄弟リシマコスを使って神殿から財宝を横領した。
 元大祭司オニア3世がこうした行為を非難しても彼は気にせず、逆にオニアを殺害した。
 彼の非道に一時期エルサレムは騒然となったが、これはアンティオコス4世の武力で鎮圧された。
 このとき王はエルサレム神殿の財宝を略奪したが、メネラオスはそれを止めないばかりか、王の略奪行為に積極的に協力した。
 こうして、彼は好き勝手にエルサレムを支配し続け、やがてマカバイの乱の首謀者であるユダ・マカバイにその地位を追われるまで大祭司の地位に留まった。
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登場人物で読む聖書の物語 第七章 目次 
第七章■イスラエル再生の時代
(BC200~100年ころ)
◆民族再生の夢、架空物語「ユディト」とマカバイたちの反乱

第七章について
●美女ユディトの活躍//|ユディトアルファクサドネブカドネツァルアキオルオジアホロフェルネスバゴアスヨアキム
●ユダヤに迫るヘレニズムの波//|アンティオコス4世エピファネスオニア3世シモンヘリオドロスヤソンメネラオスリシマコスエレアザル
●マカバイの反乱//|マタティアユダ・マカバイアポロニオスセロンリシアスゴルギアスティモテオスヨセフエレアザルフィリポスデメトリオス1世ソテルアルキモスニカノルラジスバキデス
●策士ヨナタンの活躍//|ヨナタンアレキサンドロス・バラスプトレマイオス6世フィロメトルデメトリオス2世ニカトルトリフォン
●ユダヤ・ハスモン王国の独立//|シモンアンティオコス7世シデテスアテノビオスケンデバイオスプトレマイオス
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