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フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語(336)
マカバイ記
策士ヨナタンの活躍(2)
アレキサンドロス・バラス
Alexander Balas|「人々を守る者」|ギリシア語
■ご落胤か、偽者か


 デメトリオス1世時代の前153年に、突如としてアンティオコス4世の遺児を自称して王位を主張し、パレスチナの港町プトレマイオスを支配したシリア王(在位、前150~145年)。
 一説によるとアンティオコス4世に顔が似ていただけだといわれるが、現実にデメトリオス1世を倒して王位に就いてしまった。
 バラスとデメトリオス1世との争いは、マカバイの指導者ヨナタンに大きな利益を与えた。
 2人の王はユダヤ陣を味方につけるためにヨナタンを優遇し、彼をユダヤの支配者と認め、税金を免除し、土地の支配権を与えたのである。
 王となったバラスはプトレマイオスにヨナタンを招き、重臣たちにいった。
「ヨナタンと共に町の中央に出て行って告げ知らせよ。『いかなることに関してもヨナタンをざん言してはならない。また、どんな理由であれ彼を妨害してはならない』と」。
 これによって、ヨナタンはシリアの王権と結びつき、ユダヤ人を支配する正当な権力者となったのである。
 しかし、バラス自身はその後デメトリオス2世との戦いに敗れて死んでしまった。
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登場人物で読む聖書の物語 第七章 目次 
第七章■イスラエル再生の時代
(BC200~100年ころ)
◆民族再生の夢、架空物語「ユディト」とマカバイたちの反乱

第七章について
●美女ユディトの活躍//|ユディトアルファクサドネブカドネツァルアキオルオジアホロフェルネスバゴアスヨアキム
●ユダヤに迫るヘレニズムの波//|アンティオコス4世エピファネスオニア3世シモンヘリオドロスヤソンメネラオスリシマコスエレアザル
●マカバイの反乱//|マタティアユダ・マカバイアポロニオスセロンリシアスゴルギアスティモテオスヨセフエレアザルフィリポスデメトリオス1世ソテルアルキモスニカノルラジスバキデス
●策士ヨナタンの活躍//|ヨナタンアレキサンドロス・バラスプトレマイオス6世フィロメトルデメトリオス2世ニカトルトリフォン
●ユダヤ・ハスモン王国の独立//|シモンアンティオコス7世シデテスアテノビオスケンデバイオスプトレマイオス
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