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フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語(320)
マカバイ記
マカバイの反乱(1)
マタティア
Mattathias|「主の贈り物」|ヘブライ語
■マカバイの乱、始まる


 エルサレム北西の村モデインに住んでいた祭司。マカバイの乱を指導したユダ・マカバイの父で、信仰心が強く、勇敢だった。
 彼はシリア王アンティオコス4世によってユダヤ教が迫害されるのをいつも嘆いていたが、あるとき王の役人たちが彼の村にもやって来た。
 彼らは村の有力者マタティアに、率先して王の命令に従うように命じた。
 彼は大声で答えた。
「たとえ王の領土内に住む全民族が王の命令に服したとしても、このわたしと息子たち、同胞たちは先祖の契約を守って歩みます」。
 このとき、1人のユダヤ人が人々の前に進み出て、王の命令に従い、異教の祭壇にいけにえを捧げようとした。
 これを見たマタティアは義憤に駆られ、駆け寄ってその男を殺した。
 さらに彼はいけにえを強要しにきていた役人の1人も殺し、祭壇を壊した。
 それからマタティアは大声でいった。
「律法に情熱を燃やす者、契約を固く守る者はわたしに続け」。
 そして、彼と息子たちは家財一切を村に残して山に逃れた。
 こうして、前167年、マカバイの乱と呼ばれる抵抗運動が始まった。
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登場人物で読む聖書の物語 第七章 目次 
第七章■イスラエル再生の時代
(BC200~100年ころ)
◆民族再生の夢、架空物語「ユディト」とマカバイたちの反乱

第七章について
●美女ユディトの活躍//|ユディトアルファクサドネブカドネツァルアキオルオジアホロフェルネスバゴアスヨアキム
●ユダヤに迫るヘレニズムの波//|アンティオコス4世エピファネスオニア3世シモンヘリオドロスヤソンメネラオスリシマコスエレアザル
●マカバイの反乱//|マタティアユダ・マカバイアポロニオスセロンリシアスゴルギアスティモテオスヨセフエレアザルフィリポスデメトリオス1世ソテルアルキモスニカノルラジスバキデス
●策士ヨナタンの活躍//|ヨナタンアレキサンドロス・バラスプトレマイオス6世フィロメトルデメトリオス2世ニカトルトリフォン
●ユダヤ・ハスモン王国の独立//|シモンアンティオコス7世シデテスアテノビオスケンデバイオスプトレマイオス
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