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フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
フランボワイヤン・ワールド・トップ登場人物で読む聖書の物語目次
 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語(339)
マカバイ記
策士ヨナタンの活躍(5)
トリフォン
Trypho
■寝返りに次ぐ寝返り


 シリアの王位を奪った、野心家でやり手の将軍。
 最初はアレキサンドロス・バラス王に仕え、次にデメトリオス2世に仕えた。
 デメトリオス2世が軍を解散し、兵士の間に不満が起こるとすぐにも反乱を扇動した。
 前145年には、まだ2才だったバラス王の息子アンティオコス6世エピファネス・ディオニソスを王位に就け、自分は摂政の地位に就いて、デメトリオス2世を敗走させた。
 彼はユダヤのマカバイの指導者ヨナタンとも同盟関係を結んだが、やがて邪魔になると彼を港町プトレマイオスに招待して殺害した。
 その後、幼い王アンティオコス6世まで殺して自らが王位についた。
 しかし、こうした強引で身勝手なやり方のためにトリフォンを信頼する者は少なかった。
 ユダヤではヨナタンの死後、兄弟のシモンが指導者となり、逃亡中のデメトリオス2世と同盟を結んでトリフォンと敵対した。
 前138年にデメトリオス2世の弟アンティオコス7世が兄の王位を継ぐと、それまでトリフォンに仕えていた全軍が寝返った。
 こうして完全に孤立したトリフォンは、逃亡の挙げ句に自殺して死んだ。
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登場人物で読む聖書の物語 第七章 目次 
第七章■イスラエル再生の時代
(BC200~100年ころ)
◆民族再生の夢、架空物語「ユディト」とマカバイたちの反乱

第七章について
●美女ユディトの活躍//|ユディトアルファクサドネブカドネツァルアキオルオジアホロフェルネスバゴアスヨアキム
●ユダヤに迫るヘレニズムの波//|アンティオコス4世エピファネスオニア3世シモンヘリオドロスヤソンメネラオスリシマコスエレアザル
●マカバイの反乱//|マタティアユダ・マカバイアポロニオスセロンリシアスゴルギアスティモテオスヨセフエレアザルフィリポスデメトリオス1世ソテルアルキモスニカノルラジスバキデス
●策士ヨナタンの活躍//|ヨナタンアレキサンドロス・バラスプトレマイオス6世フィロメトルデメトリオス2世ニカトルトリフォン
●ユダヤ・ハスモン王国の独立//|シモンアンティオコス7世シデテスアテノビオスケンデバイオスプトレマイオス
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