小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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マカバイ記 |
ユダヤ・ハスモン王国の独立(4) |
ケンデバイオス |
Cendebeus |
■新しい世代の活躍
シリア王アンティオコス7世に仕えた将軍。
協定によって独立国となったユダヤを再びシリアの属国にしようとした王によって海岸地帯の総督に任命され、ユダヤに対する攻撃を任された。
総督となったケンデバイオスは、まず地中海に近いヤムニアに進軍し、そこからユダヤに侵入して人々を殺害した。
その後、ヤムニアに近いケドロンの町に要塞を築いて、そこからユダヤ各地に出撃できるように準備した。
これを知ったシモンは、息子の2人ヨハネとユダを呼んでいった。
「わたしと兄弟たち、それに父の一族は、若いときから今日に至るまでイスラエルの敵と戦ってきた。だが、今やわたしは年老いてしまった。お前たちは、わたしとわたしの兄弟に代わって、わが国民のために出て行って戦うのだ」。
そして、シモンは国内から選抜した2万の兵と騎兵を与えて2人を送り出した。
ケンデバイオス軍はこのユダヤ軍をケドロンの渓流で迎え撃った。
が、ケンデバイオスの軍は数では勝っていたが勇気に欠けており、ユダヤの軍に蹴散らされてしまった。 |
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