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フランボワイヤン・ワールド
新撰組と剣豪の話
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
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上泉伊勢守信綱(かみいずみいせのかみのぶつな)

▼上泉伊勢守信綱のプロフィール
新陰流
永正5年頃~天正5年(1508頃~1577)
名は秀長・秀綱・信綱。通称、源五郎の伊勢守、武蔵守。
愛洲移香斎から陰流を学び、独自の工夫を加えて新陰流を創始し、剣聖とも呼ばれる剣豪である。柳生新陰流の祖・柳生石舟斎宗厳の師にあたり、「ふくろしない」の発明者としても有名だ。「ふくろしない」は長さ1メートル、直径3センチくらいの竹の中程を4つ、少し先を8つ、先端を16に割り、なめした馬の皮の袋に入れ、漆をかけたもので、これが改良されて現在の竹刀が生まれた。

■戦国時代に翻弄されて剣の道へ

 生まれたのは永正5年(1508年)と伝えられている。父は上野大胡(群馬県勢多郡大胡町)城主・上泉憲綱。上泉家は俵藤太(藤原秀郷)の流れを汲む武門の名家で、信綱は少年のころから禅や剣術に親しんでいた。
 一説によると15、6才のころに鎌倉に出て、陰流の祖・愛洲移香斎に学び、大胡城に戻ってからも赤城山にこもり、研鑽を積んだ。その結果、武将として戦う日々の間に陰流を発展させ、新陰流を創始していたという。
 信綱は22才で伊勢守と称するようになり、このころから武将として活躍するようになるが、地方の弱小豪族にとっては大変な世の中だった。ときは戦国時代の真っ最中だった。
 やがて信綱は箕輪城主・長野業政の配下となり、「長野家十六人槍」の筆頭に数えられる活躍もするが、いかに腕の立つ信綱も時代の流れをどうすることもできなかった。
 永禄4年(1561)、長野業政が死に、同9年には武田信玄の軍に襲われ、箕輪城は落城する。業政の子・業盛は自刃し、信綱は桐生城へ身を寄せた。
 これが信綱の人生の転機となった。
 信綱の実力を惜しんだ信玄は是非とも自分に仕えるようにと誘ったが、彼はそれを断り、回国修行の旅に出たのである。

■剣聖の名を高める新陰流の秘事・活人剣

 信綱はしばしば剣聖と呼ばれるが、それは理由のないことではないのである。
 それにふさわしい逸話が残っている。
回国修行に出た信綱がある村にやって来たときのことだ。見ると村人たちが集まって騒いでいる。「暴漢が子供を人質にしてそこの家に閉じこもってしまい、どうしたらよいかわからないのです」という。
 信綱はすぐにも一人の僧を呼び止め、髪を剃ってもらい、法衣を貸してもらった。それから、握り飯を懐に入れ、問題の家に近づき、「子供もあんたも腹が空いているだろう。握り飯を持ってきたから、一緒に食べなされ」といって暴漢の前に投げ出した。暴漢もさすがに腹は減っていたらしく、思わず手を伸ばした。この瞬間、信綱は暴漢に飛びかかり、子供を奪い返したのである。
 新陰流には古くから活人剣という秘事があるが、この逸話の中にこそ「人を活かす活人剣」の意味があるともいわれる。

■柳生流の祖となる柳生宗厳を圧倒する

 ただたんに人を斬ればいいのではない。これほどの精神的境地に達していた信綱の新陰流はその技法においても革新的だった。
信綱以前にも剣豪と呼ばれる存在はいたが、彼らの剣はパワーとスピードに依存するものだった。戦国時代には分厚い鎧を着た敵を相手にしなければならないの、自然とそのような剣法になったのだ。
 しかし、信綱の剣は違っていた。それは、自然で軽やかな新時代の剣術だった。
 これを目の当たりにしたのがやがて柳生新陰流の祖となる柳生宗厳だった。
 信綱の回国修行中のことだ。信綱は旅の供をしていた弟子の疋田豊五郎、鈴木意伯とともに奈良の宝蔵院を訪ねた。伊勢の国司・北畠具教の紹介で、柳生宗厳と試合をするためである。
場所は宝蔵院の道場。宝蔵院院主で宝蔵院流槍術の名手・胤栄が立会人を務め、信綱の弟子2人だけが観戦した。
 しかし、試合は一方的だった。当時五畿内随一といわれた柳生宗厳を、信綱はあっという間に圧倒したのである。
 信綱はこの試合のあと宗厳に請われて柳生庄に半年ほど留まり、宗厳に新陰流を伝授した。こうして、新陰流正統は柳生家に伝わり、柳生新陰流として江戸時代に一世を風靡することになったのだ。
 新撰組と剣豪の話 目次
新撰組隊士

新撰組と時代背景
近藤勇
土方歳三
沖田総司
永倉新八
斎藤一
原田左之助
藤堂平助
島田魁
林信太郎
山野八十八
大石鍬次郎
尾形俊太郎
山南敬助
山崎烝
芹沢鴨
新見錦
平山五郎
武田観柳斎
谷三十郎
伊東甲子太郎
篠原泰之助

志士たち

坂本龍馬
中岡慎太郎
岡田以蔵
桂小五郎
河上彦斎
西郷隆盛
大久保利通
中村半次郎

剣豪

吉岡直綱
上泉伊勢守信綱
念阿弥慈音
斎藤歓之助
逸見宗助
小野忠常
加藤久
仏生寺弥助虎正
荒木又右衛門
堀部安兵衛
佐々木小次郎
高柳又四郎
千葉周作
柳生十兵衛
柳生兵庫助
宮本武蔵
大石進
半沢成恒
小野忠明
古藤田俊直
樋口定次
師岡一羽
辻月丹
斎藤弥九郎
東郷重位
剣豪学

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