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フランボワイヤン・ワールド
新撰組と剣豪の話
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
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イオの末裔
〔Kindle版〕

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斎藤弥九郎(さいとうやくろう)

▼斎藤弥九郎のプロフィール
神道無念流
寛政10年~明治4年(1798~1871)
名は善道。通称、弥九郎。晩年に篤信斎と号す。
斎藤弥九郎善道は幕末の江戸で三大道場の1つに数えられた練兵館を開いた剣豪である。幕末の代表的な三剣士を上げるときに、千葉周作、桃井春蔵と並んで彼の名が上げられる。弥九郎その人にはいかにも剣豪らしい派手な剣歴があるわけではないが、練兵館には長州藩から多くのものが入門し、この中から桂小五郎、高杉晋作らの人材が育った。

■少年時代は学者になりたかった剣豪

 斉藤弥九郎は越中(富山県)氷見郡仏生寺村の貧しい家に生まれた。
 少年時代には高岡に出て油屋に奉公したりしたがうまく行かなかった。
 このころ彼は学者になって出世したいと思っていた。
 15才のとき、父から与えられたわずか1分の銀だけを手にして江戸に向かった。この道中、いかにも苦労人らしく、旅人の荷担ぎなどをして駄賃を稼いだという逸話が残っている。
 江戸に出た彼は同郷人の紹介で幕臣・能勢祐之丞の従者となったが、昼の間は彼は主人のために懸命に働き、夜になると寝るのを惜しんで読書した。
 実際、彼は一夜として布団で寝たことはなかったといわれている。読書の途中で眠くなると、拳を額にあてて机にもたれて寝たのである。だから、このときの拳のあとが痣となって彼の額には残っていたという。
 こんなことが続いたので主人の能勢もさすがに感心し、給金以外に学資を出して弥九郎に学問と剣術を学ばせることにした。
 すると、自分が望んでいた学問ではなく剣術の方で才能が開花してしまった。
神道無念流の岡田十松の道場・撃剣館に入門した彼は、23才のときには師範代を任されるほどに上達した。そして、6年間の師範代時代に撃剣館の人気を大いに盛り上げることに成功した。
 撃剣館時代の弥九郎の相弟子には江川太郎左衛門、藤田東湖、渡辺華山がおり、彼の交友関係を広げることにもなった。
 撃剣館の経営を軌道に乗せた彼は文政9年(1826)、飯田橋に自分の道場「練兵館」を構えて独立した。
 独立にあたっては、韮山代官家の江川太郎左衛門が援助をしたが、こんな援助を得られたのも何事にも一途に取り組む弥九郎の人間的な魅力があったからだろう。

■新時代の若者を育てた練兵館の教育

 この道場がのちに江戸三大道場の1つに数えられるわけだから、この時代の斎藤弥九郎がかなりな剣豪として認められていたことは確実なはずだが、にもかかわらず、これ以降も彼の人生は剣一筋という感じがしない。
 天保6年(1835)、江川が父の後を継いで韮山代官になったときには、弥九郎は頼まれて代官の手代として律儀に働いているし、天保8年の大塩平八郎の乱の後で大塩の残党が甲州に潜伏したという風聞が立ったときには、江川と2人で行商人姿に変装して甲州の民情視察も行っている。
 天保10年に洋学者たちに対する疑獄事件である蛮社の獄が起こり、渡辺華山、高野長英、高島秋帆らが巻き込まれ、最後には死に至ることになるが、このときにも弥九郎は彼らのために大いに尽力したのである。
 弥九郎はこれからの時代には剣以上に鉄砲や大砲などの砲術が重要となることも見抜いており、道場でも門人たちに剣術、学問の他に砲術を学ばせた。
 安政5年には弥九郎は代々木に3千坪の荒地を買って隠居するが、砲台築造の練習と称して門人たちにその土地を開拓させ、慶応2年(1866)に江川太郎左衛門が責任者となって品川の御台場に江戸湾防衛のための砲台を築造しようとしたときには、彼は自ら買って出て測量・工事の監督にも当たっている。
 義理堅く、どんなことでも人から任されたことに一途に取り組むという彼の性格もあるだろうが、自分の生きている時代に必要なものが何であるかを鋭敏に感じとるセンスの良さがあったのだろう。それが、彼を普通の剣豪とは異なる存在にしたのだといえそうだ。
 練兵館から幕末維新の立役者たちが輩出したのもこのために違いない。
 新撰組と剣豪の話 目次
新撰組隊士

新撰組と時代背景
近藤勇
土方歳三
沖田総司
永倉新八
斎藤一
原田左之助
藤堂平助
島田魁
林信太郎
山野八十八
大石鍬次郎
尾形俊太郎
山南敬助
山崎烝
芹沢鴨
新見錦
平山五郎
武田観柳斎
谷三十郎
伊東甲子太郎
篠原泰之助

志士たち

坂本龍馬
中岡慎太郎
岡田以蔵
桂小五郎
河上彦斎
西郷隆盛
大久保利通
中村半次郎

剣豪

吉岡直綱
上泉伊勢守信綱
念阿弥慈音
斎藤歓之助
逸見宗助
小野忠常
加藤久
仏生寺弥助虎正
荒木又右衛門
堀部安兵衛
佐々木小次郎
高柳又四郎
千葉周作
柳生十兵衛
柳生兵庫助
宮本武蔵
大石進
半沢成恒
小野忠明
古藤田俊直
樋口定次
師岡一羽
辻月丹
斎藤弥九郎
東郷重位
剣豪学

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