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フランボワイヤン・ワールド
新撰組と剣豪の話
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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師岡一羽常成(もろおかいっぱつねなり)

▼師岡一羽のプロフィール
一羽流
天文二年(1533)~文禄二年(1593)
飯篠長威斎の神道流、塚原卜伝から新当流を学び、独自の工夫を加えて一羽流を名乗った剣豪である。その腕前は、いにしえの飯篠長威斎にも劣らないだろうといわれた。一羽自身についてわかっていることはあまりにも少ないが、根岸兎角、岩間小熊(小熊之助ともいう)、土子土呂助という三人の弟子の話は有名である。

■不治の病に倒れた不世出の剣豪

 一羽は美濃の土岐家に属していた剣豪で、土岐氏の江戸崎城の軍師として江戸崎(茨城県稲敷郡江戸崎町)に住んでいた。祖先は土岐家四天王に数えられたほどの武将だった。
 江戸崎のあたりは関東の兵法発祥の地である鹿島、香取にも近く、まさに剣術の本場だった。そんな環境の中で、一羽は父・筑前守守常から飯篠長威斎の系統の神道流を、さらに塚原卜伝から新当流を学び、独自の工夫を加えて一羽流を名乗ったのである。
 その腕前は、いにしえの飯篠長威斎にも劣らないだろうといわれた。
 それだけに多数の弟子もおり、道場は隆盛を極めたという。
 これらの弟子の中でも優れていたのは、一羽晩年の弟子である、根岸兎角、岩間小熊、土子土呂助の三名だった。
 一羽自身についてわかっていることは少ないのだが、一羽の死後に、この三名の弟子の間に有名な争いが起きたことから、一羽の名前も人々の記憶に残ることになったようだ。

■師を捨てて有名になった根岸兎角

 天正十八年(1590)、土岐家滅亡後、一羽は別の土地に逃れ、数年後に死んでしまうが、その死因は皮膚が腐ってしまうという不治の病だった。
 この病がいつごろ発症したかわからないが、このために多くの弟子が一羽のもとから去ってしまい、最後に根岸兎角、岩間小熊、土子土呂助の三名が残った。
 しかし、師の症状はどんどん悪化した。
 このとき、小熊と土呂助はすぐにも剣の修行を放り出して師の看病に必死になった。しかし、兎角は病の師と、それを看病する兄弟弟子を見捨て、小田原へ逃げた。
 小田原の兎角は、自らの流派を微塵流と名付けて弟子をとりはじめた。
 彼は大きな身体に鋭い目、長い髪を後ろで束ねた総髪で、自ら天下無双の達人だと称して人々の耳目を集めたので、門人は相当な数に上った。それから、兎角は江戸に出て、ここでも大勢の門人を集めた。これが兎角の絶頂期だった。

■江戸大橋で決闘した兎角と小熊

 江戸崎で師を看病していた小熊と土呂助はそんな兎角の噂を聞いて驚き、腹を立てた。
 兎角を討つと決めた小熊と土呂助が行動を開始したのは、師が死んだ直後だった。2人で1人を討つというのは卑怯なので、くじ引きをし、小熊が江戸へ向かった。土呂助の方は鹿島神宮に詣でて、願文を納めた。
 江戸に着いた小熊は江戸城本丸大手門外にある大橋のたもとに高札を立てた。
「兵法望みの人これあるにおいては、その仁と勝負を決し、師弟の約を結ぶべし。日本無双、岩間小熊」
 このころ、根岸兎角には数百人の弟子があったが、彼らは兎角先生こそ日本一と信じていたので、これを見て腹を立てた。
 兎角自身は「なあに、こんな手合いは俺が一打ちに打ち殺してやるさ」とうそぶいて、奉行所に試合の許可を願い出た。試合は大橋の上で行われることになった。
 試合当日、奉行所の役人と大勢の見物の見守る中、兎角と小熊は橋の上に姿を現した。
 大柄の兎角は太くて長い、鉄のイボがついた六角棒を抱えていた。一方、小熊は小男で、武器はただの木刀だった。
 が、試合が始まるとすぐ、2人の得物が一合しただけで、小熊は兎角を橋の欄干に押しつけ、彼の足をつかんで堀の中に突き落とした。兎角は水練が達者だったので、そのまま泳いで姿をくらましてしまった。
 その後、兎角は西国に逃れ、名を信太朝勝と改めて、その後も微塵流を教え続けたらしい。最後は中国地方で死んだという。
 新撰組と剣豪の話 目次
新撰組隊士

新撰組と時代背景
近藤勇
土方歳三
沖田総司
永倉新八
斎藤一
原田左之助
藤堂平助
島田魁
林信太郎
山野八十八
大石鍬次郎
尾形俊太郎
山南敬助
山崎烝
芹沢鴨
新見錦
平山五郎
武田観柳斎
谷三十郎
伊東甲子太郎
篠原泰之助

志士たち

坂本龍馬
中岡慎太郎
岡田以蔵
桂小五郎
河上彦斎
西郷隆盛
大久保利通
中村半次郎

剣豪

吉岡直綱
上泉伊勢守信綱
念阿弥慈音
斎藤歓之助
逸見宗助
小野忠常
加藤久
仏生寺弥助虎正
荒木又右衛門
堀部安兵衛
佐々木小次郎
高柳又四郎
千葉周作
柳生十兵衛
柳生兵庫助
宮本武蔵
大石進
半沢成恒
小野忠明
古藤田俊直
樋口定次
師岡一羽
辻月丹
斎藤弥九郎
東郷重位
剣豪学

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