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フランボワイヤン・ワールド
新撰組と剣豪の話
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
 小説
イオの末裔
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逸見宗助(へんみそうすけ)

▼逸見宗助のプロフィール
佐倉藩刀術所師範並。のち警視庁警部。
立身流、鏡新明智流、向井流水術
天保十四年(1843)~明治二十七年(1894)
明治時代の警視庁を代表した剣豪。その実力は当時の日本で一、二であって、決して三番以下ではないといわれた。明治の剣聖・山岡鉄舟にも「剣客はたくさんあるが、逸見だけは真の剣を遣う」といわせたほどだった。父祖伝来の立身流を名乗っていたが、試合では鏡新明智流を遣ったらしい。その上段からの一撃を避けられるものはいなかったという。

■立身流の家に生まれ、鏡新明智流を学ぶ

 逸見宗助は下総(千葉県)佐倉藩立身流師範・逸見忠蔵信敬(十七代)の長男として生まれた。
 佐倉藩と立身流の関係は、立身流第十二代宗家・逸見宗八が藩主堀田正亮に召抱えられたことに始まり、その後は、佐倉藩では逸見家と半澤家とが交代で立身流の宗家を継いで来たという。
 こんなわけで、宗助も幼少から立身流を修行し、安政六年(1859)年には、父忠蔵から「立身流立合目録」、さらに同流「居合目録」を伝授されている。
だが、嘉永期以降、佐倉藩では剣術指導の改革が進められていた。
 嘉永三年(1850)のこと、佐倉藩で他流試合が許されるようになり、江戸から北辰一刀流・千葉栄次郎、鏡新明智流・桃井春蔵などが訪れた。これがきっかけになり、佐倉藩では千葉道場や桃井道場と関係を持つようになっていた。このころ、桃井道場からしばしば佐倉を訪れた剣士に桃井の高弟・上田馬之助がおり、宗助も彼の稽古を受けていた。
 この剣術改革の方針で、宗助は文久元年(1861)に一年の期間を与えられ、桃井春蔵の道場・士学館で修行することになった。
立身流の修行で土台が出来ていたためか、一年足らずで桃井道場の塾頭となったという。
 以後は藩の演武場で剣術師範並として、廃藩となる明治四年(1871)まで指南を続けた。
 廃藩後は帰農し、千葉県で開墾に従事していたが、明治十年過ぎに上京して警視局(警視庁)に入った。そして、警視庁本部武術課撃剣専務教師という立場で、士学館の先輩であった上田馬之助らと撃剣世話掛の上司として剣術の一切を取り仕切ったのである。
 ちなみに、宗助は水練も得意で、流派は向井流だった。

■高山峯三郎との歴史に残る一戦

 警視庁時代、宗助の剣名を不朽なものにした対戦は、やはり高山峰三郎との一戦である。
 明治十六年十一月、滋賀県令・籠手田安定が地方長官会議に出席のために上京した際、同県警察部撃剣御用掛・高山峰三郎ほかの関西剣士一行を同道してきた。
籠手田は実は自慢の部下の高山をして、警視庁の剣客たちの度肝を抜いてやろうと企んでいたのだ。
 しかも、この企みはまんまと成功し、高山は諸所の撃剣会(剣道大会)に出場し、警視庁撃剣世話係三十名以上を連破したのだ。明治剣道史上の一大事件といってよかった。
 ここに、警視庁の名誉をかけた最後の切り札として登場したのが宗助だった。
 試合は、12月6日、警視庁撃剣場で行われた。
 高山は身長五尺八寸、宗助は五尺四寸で、ともにがっしりした体つきだった。
 試合の前、宗助はいつも使っている三尺六寸の竹刀では短い、もっと長いのが欲しいといった。すると、すぐにも四方八方から長い竹刀が雨のように降ってきた。これほど、警視庁の面々は必死だった。
 試合が始まった。宗助は上段、高山は中段。満場は粛然とし、人々は固唾を呑んだ。最初、宗助が高山の胴を切ると、高山は鍔元で押さえて、軽いと答えた。別れてから、宗助はまた上段に構えた。そして、はっしと打った竹刀が見事に高山の籠手を斬ったのである。
 この一戦で警視庁の名誉はかろうじて守られたのである。
 その後、宗助は明治十八年には本郷元町に道場「尚武館」を開き、隆盛を極め、巷間、天下無双の名人と讃えられた。また、明治二十六年には学習院御用掛を拝命している。
 しかし、大酒飲みが災いし、晩年はまともに剣を振ることもできなくなって早死にしてしまった。
 新撰組と剣豪の話 目次
新撰組隊士

新撰組と時代背景
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土方歳三
沖田総司
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原田左之助
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山野八十八
大石鍬次郎
尾形俊太郎
山南敬助
山崎烝
芹沢鴨
新見錦
平山五郎
武田観柳斎
谷三十郎
伊東甲子太郎
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志士たち

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西郷隆盛
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上泉伊勢守信綱
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辻月丹
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東郷重位
剣豪学

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