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フランボワイヤン・ワールド
新撰組と剣豪の話
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
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小野忠常(おのただつね)

▼小野忠常のプロフィール
小野派一刀流
慶長13年~寛文5年(1608~1665)
徳川将軍家御流儀兵法である小野派一刀流の二代目を受け継いだ剣豪である。何もかもが父・忠明と似ており、剣術は恐ろしく強かったが、性格は傲岸不遜で、将軍相手でも手加減することを知らなかった。このため、父と同様、将軍の覚えはめでたくなかった。にもかかわらず自負心だけは強く、最後は増長する自負心を抑えられずに発狂したようになってしまった。

■父・忠明に似た強情者の剣術師範

 小野次郎右衛門忠常(おのじろうえもんただつね)は父・忠明から、次郎右衛門の名と一刀流の正統を受け継ぎ、徳川三代将軍・家光の剣術師範をつとめた剣豪である。
 忠明の弟といわれる伊藤典膳忠也(ただなり)(のちに自分の名をチュウヤと音読するようになった)も忠明について精進し、先師・伊藤一刀斎の姓と一刀斎が33度の戦いに用いた「瓶割の剣」を授けられ、忠也派一刀流を興した。この流れは伊東一刀斎に始まるものなので、忠也はまた一刀流三世を称した。
 そこで、一刀流の流れは二派に分かれ、忠常が受け継いだ正統は小野派一刀流と呼ばれるようになった。
 代々将軍家の師範をつとめたのは忠常の小野派一刀流の方である。
 ところが、忠常は剣風も父に似ており、恐ろしく強かったが、傲岸不遜、荒武者的で乱暴な性格まで父から受け継いでいた。
 父・忠明は相手が将軍でもずけずけとものをいって、そのためにずいぶんと損をしたようだが、忠常も同じだった。
 将軍・家光は剣法が好きで、柳生・小野両派の剣術を習っていた。
 もう1人の師範だった柳生宗矩はそんな家光を相手に稽古するときは適当に手心を加えたので、将軍から大いに気に入られた。
 だが、忠常は父と同様の一徹な男だったので、たとえ将軍相手でも手心を加えるなどできない人間だった。
 「わたしに剣術を習う以上は、遠慮なんかしませんよ」とうそぶいて、思う存分に将軍を打ちのめしたのである。
 こんなわけなので、小野家は将軍の待遇において柳生に及ばなかったのである。

■増長する自負心を抑えきれずに発狂

 さすがに将軍家の剣術師範を務めるだけあって、忠常の剣術に対する見識の高さを伝える逸話もある。
 剣術師範ともなるとたびたび将軍の前で上覧試合をすることがあったが、そんなとき忠常は、上覧試合を仰せ付けられたその日から試合当日まで、毎日の稽古をやめてしまったという。
 「普段から稽古を積んでいるから、上覧試合といっても特別に工夫することはない。それどころか、もし稽古でケガでもしてしまったら、上覧試合の妨げになる」というのがその理由である。
 忠常が日ごろから鍛錬を怠らず、自身の腕前に大いなる自負心を持っていたことがわかる話ではないだろうか。
 だが、忠常の自負心はどんどんと増大し、自分でもそれを抑えきれなくなったようだ。このため、忠常は普段の行動まで常軌を逸するようになってしまったのである。
ある日、忠常が桜田御門橋を通りかかったときのことだ。
 人夫たちが御城普請の大石を綱で引きずって運んでいたが、それが橋の上で動かなくなり、道がふさがってしまった。
 通行人たちはしかたなく、石が通り過ぎるのを待っていた。
 ところが、その場所にやってきた忠常は身の軽さには自信があったので、いらいらして待ちきれなくなると、橋の上の大石をひらりと飛び越え、御門前に降り立ったのである。
 いくら自分の能力に自身があるとはいえ、将軍家の武芸師範を務める武士としては、これはかなり異常な振る舞いといっていい。
 実際、忠常が連れていた供の者には大石を飛び越えることなどできるはずもないので、結局は石が移動するのを待たなければならなかったのである。
 しかも、この日以来、忠常の異常は目に見えてひどくなり、まったく狂人のようになってしまったという。
 新撰組と剣豪の話 目次
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