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フランボワイヤン・ワールド
新撰組と剣豪の話
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
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イオの末裔
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大石進種次(おおいしすすむたねつぐ)

▼大石進のプロフィール
大石神影流
寛政9年~文久3年(1797~1863)
名は種次。通称は進、のちに七太夫。晩年は武楽と号す。
身長が7尺(約2m10cm)もあり、当時の幕内力士を投げ飛ばしたこともあるといわれるほどの怪力で、全長が5尺3寸(約1m60cm)もある長大な竹刀から繰り出される強烈な突き技を得意とした剣豪。天保年間に江戸に出てきて名だたる剣豪を打ち負かし、大旋風を巻き起こした。千葉周作とも引き分けたといわれている。

■5尺3寸の長大竹刀を遣う巨漢の剣豪

 大石進は幕末の一時期に九州から江戸に乗り込み、江戸の剣術界に一大旋風を巻き起こした剣豪である。
 その特徴は全長が5尺3寸(約1m60cm)もある長大な竹刀から繰り出される強烈な突き技にあった。
 もちろん、これほどの竹刀を使用するにはそれだけの体格が必要だが、大石は身長が7尺(約2m10cm)もあったといわれているのである。当時の幕内力士を投げ飛ばしたこともあるといわれるほどの怪力もあった。
 大石が長竹刀による突き技を得意としたのは、幼少時から剣槍両術に親しんでいたことと大いに関係があった。
 大石は筑後柳川藩士の家に生まれたが、祖父は藩の剣槍術師範で、幼少のころから愛洲陰流剣術と大島流槍術を学んだのである。
 ただ、少年時代の大石は不器用で「ウドの大木」などといわれることもあったという。あるとき、正月の御前試合で惨めな敗北を喫したことから剣術に専心するようになり、石を吊るして日夜突き技の稽古に励んだ。
 この鍛錬によって、彼は生まれつきの左利きを活かした左片手突きと胴斬りの技を案出した。18才のときだったという。この流儀をのちに大石自身が大石神陰流と呼ぶようになったのである。
 刀は本来が突くようにできていたが、竹刀や防具が不完全であったため、それまでの竹刀剣術においては突き技はあまり用いられなかったし、胴斬りも軽んじられる傾向にあった。この2つの技に生命を吹き込んだのが大石神陰流の独自性だった。
 こうして鍛錬を続けた大石は、文政3年(1820)に大島流槍術の免許を、文政5年に愛洲陰流剣術の皆伝を許され、文政8年からは藩の剣・槍術の師範役を命じられているから、20代にしてすでに相当な評価を受けていたことがわかる。

■幕末の江戸に大石旋風を巻き起こす

 この大石が江戸で大旋風を起こしたのは天保4年(1833)のことだった。彼は藩名を受けて江戸に出てくると、名だたる道場を巡り歩き、他流試合を行って次から次へと打ち破るという快挙を成し遂げたのである。
 大石が誰を打ち負かしたか、正確な記録は失われてしまったといわれているが、心形刀流の伊庭軍兵衛、甲源一刀流の比留間半蔵、直心影流の井上伝兵衛といった有名剣士たちはみな大石得意の突き技で打ち負かされてしまったようだ。どうにか負けなかったといえるのは、千葉周作、男谷精一郎、白井亨だけのようである。
 千葉周作はどうやら大石と引き分けたようで、周作が知恵を絞って4斗樽の蓋を竹刀の鍔にすることで大石の突きを防いだという。
 男谷は最初の対戦では首を左右に振ることで大石の突きを防いだが、2日目には大石が前日よりも3、4寸下を突いて試合を優勢にしたという。千葉も男谷も幕末の大剣豪だが、その2人にしても大石を相手にするのは大変だったわけだ。
 最後に、大石は白井亨と対戦したが、この試合では白井が完全に勝利を収めたようだ。
 こうした話は不正確な風聞にしか過ぎないのだが、この一時期に江戸の剣術界に大石旋風が吹き荒れたことは確かだった。大石の竹刀を真似て、4尺、5尺という長竹刀が流行したほどだった。
 ただし、安政3年(1856)に幕府の公立武道学校・講武所が設立されると、竹刀の全長は最大で3尺8寸と決められ、長竹刀は姿を消すことになった。
 ところで、その後の大石だが、江戸で大旋風を巻き起こしたほどなので九州での人気も高く、柳川藩だけでなく、近隣諸藩からも多くの者がやってきて、その門に入ったという。
 新撰組と剣豪の話 目次
新撰組隊士

新撰組と時代背景
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沖田総司
永倉新八
斎藤一
原田左之助
藤堂平助
島田魁
林信太郎
山野八十八
大石鍬次郎
尾形俊太郎
山南敬助
山崎烝
芹沢鴨
新見錦
平山五郎
武田観柳斎
谷三十郎
伊東甲子太郎
篠原泰之助

志士たち

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中岡慎太郎
岡田以蔵
桂小五郎
河上彦斎
西郷隆盛
大久保利通
中村半次郎

剣豪

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上泉伊勢守信綱
念阿弥慈音
斎藤歓之助
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加藤久
仏生寺弥助虎正
荒木又右衛門
堀部安兵衛
佐々木小次郎
高柳又四郎
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柳生十兵衛
柳生兵庫助
宮本武蔵
大石進
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小野忠明
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樋口定次
師岡一羽
辻月丹
斎藤弥九郎
東郷重位
剣豪学

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