小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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福音書 |
救世主イエスの誕生(4) |
カスパル |
Caspar |
■東方の三賢者
イエスを知って、東方から礼拝にやって来た3人の占星術学者の1人。聖書には名はないが、後にそれぞれカスパル、メルキオル、バルタサルと名付けられた。
3人はエルサレムに着くと人々にいった。
「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです」。
ユダヤ王ヘロデも人々も不安になった。
王は取り巻きの学者たちを集めてメシア(救世主)が生まれる場所を問うた。
学者たちは『ミカ書』の言葉を引用して、それはユダヤのベツレヘムだといった。
そこで、ヘロデはその子を殺そうと考え、東方の占星術学者たちを呼び寄せると星の現れた時期を確かめ、その子を見つけたら連絡するよう命じてベツレヘムに送り出した。
彼らがが出かけると、東方で見た星が現れて彼らを導き、ついに幼子のいる家の上に止まった。
学者たちが家に入ると、幼子は母マリアと一緒にいた。
学者たちは幼子を拝み、贈り物を捧げた。
しかし、「ヘロデのところへ帰るな」と夢でお告げがあり、そのまま自分たちの国に帰ったのである。 |
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