小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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福音書 |
十二使徒たち(6) |
フィリポ |
Philip|「馬を愛する者」|ギリシア語 |
■気弱な食料調達係
イエスの弟子、十二使徒の1人。洗礼者ヨハネが活動していたヨルダン川の近くにいたことから、もとはヨハネの弟子だったのではないかといわれる。
十二使徒の中で最も親しみやすい人柄であり、イエスと共に旅をする間は食糧調達係としてよく働いた。
伝道者としては、イエスの教えを広めるというより、人々を直接イエスのもとに導く働きをした。
十二使徒の1人バルトロマイ(ナタナエル)もフィリポの誘いでイエスの弟子になった。
これから十字架に掛けられることを予感したイエスが最後の晩餐の席でそのことを予言すると、フィリポは気弱な性格を表し、心から心配していった。
「主よ、わたしたちに御父をお示しください。そうすれば満足できます」。
イエスはたしなめるようにいった。
「フィリポ、こんなに長い間一緒にいるのに、わたしが分かっていないのか。わたしを見た者は、父を見たのだ。なぜ、『わたしに御父をお示しください』と言うのか。わたしが父の内におり、父がわたしの内におられることを、信じないのか」。 |
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