小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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使徒言行録 |
使徒パウロの伝道旅行(5) |
リディア |
Lydia |
■ヨーロッパ最初のキリスト教徒
マケドニアのフィリピに住んでいた敬虔な女性。
紫布を扱う非常に裕福な商人で、彼女の一家の者たちがヨーロッパで最初にキリスト教に改宗したとされている。
第2回宣教旅行に出たパウロ一行は、小アジアのトロアスにおいて幻を見た。
その幻の中で1人のマケドニア人が「マケドニア州に渡って来て、わたしたちを助けてください」といったことから、すぐにもマケドニアに渡り、フィリピで数日間伝道を行った。
このとき、川岸で伝道するパウロのまわりに集まった婦人たちの中にリディアがおり、感銘を受け、すぐにも家族そろって洗礼を受けたのである。
さらに彼女は、「わたしが主を信じる者だとお思いでしたら、どうぞ、わたしの家に来てお泊まりください」と言ってパウロ一行を招待し、無理に承諾させた。
こうして、パウロ一行はリディアの家を中心に、フィリピでの伝道活動を行うことになったのである。
パウロ一行がフィリピを旅立つときには、リディアの家に改宗したキリスト教徒が集まり、一行を送り出した。 |
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