小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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使徒言行録 |
使徒パウロの伝道旅行(13) |
フェストゥス |
Festus|「喜ばしい」|ラテン語 |
■キリスト教、ローマから世界へ
フェリクスの後任のユダヤ総督(在位60~62年)。
有能で利発な人物で、フェリクスによって2年間も監禁されていたパウロをローマへ送る決断をした。
フェストゥスはカイサリアに着任するとすぐにエルサレムに上り、ユダヤ人の指導者たちに会ったが、このときユダヤ人たちはパウロの裁判をエルサレムで行うように請願した。
その途中でパウロを暗殺しようと考えたのである。
が、フェストゥスはこれを拒否し、告発したければカイサリアに下って来て告発するよう命じた。
こうして、カイサリアにおいてパウロの裁判が始まると、ユダヤ人の指導者たちはパウロの罪状をあれこれと言い立てたが、それを立証することはできなかった。
ところが、フェストゥスはユダヤ人たちに気に入られようと考えたのか、パウロにエルサレムでもう一度裁判を受ける気があるかと尋ねた。
これを聞いたパウロはローマ市民として皇帝に上訴するしかないと考え、いった。
「私は皇帝に上訴します」。
この結果、パウロはローマに送られ、ついにローマにおいて宣教することになったのである。 |
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