小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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福音書 |
十二使徒たち(4) |
ヨハネ |
John|「神は慈しみ深い」|ヘブライ語 |
■雷の子
イエスの弟子、十二使徒の1人。ゼベダイの子でヤコブの兄弟。
ガリラヤ湖の漁師だったが、イエスに誘われてヤコブと一緒に弟子になった。
兄弟ともに性格が激しく、勝ち気で、自分こそイエスの一番の弟子だと考え、仲間たちから〈ボアネルゲス〉(雷の子ら)とあだ名をつけられた。
彼らの母サロメも同じ性格で、あるとき3人でイエスを訪れて言った。
「王座にお着きになるとき、この2人の息子が、1人はあなたの右に、もう1人は左に座れるとおっしゃってください」。
これを聞いて他の10人の使徒たちはヨセフ兄弟に腹を立てた。
そこで、イエスは一同を呼んでいった。
「異邦人の間では支配者たちが民を支配し、偉い人たちが権力を振るっている。しかし、あなたがたの間では、そうであってはならない。あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、いちばん上になりたい者は、皆の僕になりなさい」。
しかし、こんなことがあっても彼がイエスに最も身近な弟子だったことは確かで、イエスの死後は原始キリスト教会でペトロに次ぐ重要な地位に就いた。 |
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