小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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福音書 |
イエスの伝道と奇跡(8) |
ニコデモ |
Nicodemus|「人民に勝つ者」|ギリシア語 |
■わけもわからず感銘する
ユダヤ国民の宗教生活の監督をしたサンヘドリンと呼ばれる議会のメンバーで、ファリサイ派に属する高位の聖職者。
非常に優れた人物で、体制側ではあったがイエスに対して大きな興味と理解を持ち、イエスがエルサレムにやって来たことを知ると、夜、密かに彼のもとを訪れた。
しかし、ニコデモはイエスの言葉をまったく理解できなかった。
「人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない」と、イエスが死後の復活について語ると、ニコデモは「年をとった者が、どうして生まれることができましょう」などと、とんちんかんな質問をした。
にもかかわらず、イエスとの出会いは彼に大きな衝撃となり、後にユダヤの指導者たちの中にイエス逮捕の機運が高まると、彼は仲間の指導者たちに訴えた。
「我々の律法によれば、まず本人から事情を聞き、何をしたかを確かめた上でなければ、判決を下してはならないことになっているではないか」。
そして、イエスが十字架で処刑されてしまうと、ニコデモはその遺体を受け取りに来た人々の中に加わった。 |
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