小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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福音書 |
十二使徒たち(3) |
ヤコブ |
James|「かかとをつかむもの」|ヘブライ語 |
■ケンカ好きな弟子
イエスの弟子、十二使徒の1人。
ペトロ、アンデレ兄弟と同じくガリラヤ湖の漁師だったが、兄弟のヨハネと一緒に父ゼベダイの船で網の手入れをしているときにイエスに呼びかけられ、兄弟そろって船と父を残してすぐにもイエスに従った。
兄弟ともに血気盛んで向こう見ずなところがあった。
イエスはあるときエルサレムへ向かう途中でサマリア人の村に入ったことがあったが、その村人はイエスを歓迎しなかった。
すると、弟子たちの中でヤコブとヨハネの兄弟だけはひどく腹を立て、「主よ、お望みなら、天から火を降らせて、彼らを焼き滅ぼしましょうか」と言い、イエスに戒められている。
しかし、イエスにとって当初からの弟子であって、ペトロ、ヨハネと共にイエスに最も近い関係にあった。
イエスの死後は原始キリスト教会の中で重きをなし、そのためにヘロデ・アグリッパ王の迫害にあって剣で殺された。
十二使徒にはもう1人のヤコブがいるが、区別するためにこちらのヤコブを〈大ヤコブ〉と呼ぶこともある。 |
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