小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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福音書 |
十二使徒たち(2) |
アンデレ |
Andrew|「男らしい」|ギリシア語 |
■減らない食料の奇跡
イエスの弟子、十二使徒の1人。ペトロの兄弟でガリラヤ湖の漁師だったが、ペトロと一緒にイエスの弟子になった。物静かで敏感な人だった。
『ヨハネの福音書』ではアンデレは当初は洗礼者ヨハネの弟子だったが、イエスに出会って感動し、ペトロを誘ってイエスの弟子になったとされている。
イエスと旅しているときは食糧の確保で大いに心を痛めた。
イエスの後には弟子たちの他に大勢の群衆も従っていたからだった。
イエスがガリラヤ湖の東岸に渡って活動したときは、人々の数は5000人もいた。
食糧係だった弟子のフィリポも、彼らのパンをどうすればいいか悩んでいた。
このときアンデレは食糧を持っている少年を見つけたが、その量は微々たるものだった。
彼はイエスに言った。
「ここに大麦のパン5つと魚2匹とを持っている少年がいます。けれども、こんなに大勢の人では、何の役にも立たないでしょう」。
が、イエスは人々を座らせるとパンと魚を分け始めた。
すると、人々は好きなだけ食べて満腹したうえに、残ったパン屑を集めると12の篭が一杯になったのである。 |
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