小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
販売開始しました。 |
|
《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
|
使徒言行録 |
使徒パウロの伝道旅行(2) |
アナニア |
Ananias|「神は慈悲深い」|ヘブライ語 |
■神の器を癒す
ダマスコに住んでいた心優しいキリスト教徒。
ダマスコに向かう途中で神の光を浴びて目が見えなくなったパウロを癒したのがアナニアである。
パウロの目が見えなくなって3日後のこと。アナニアの前に主の幻が現れていった。
「アナニア、立って、『直線通り』と呼ばれる通りへ行き、ユダの家にいるパウロという名の、タルソス出身の者を訪ねよ。今、彼は祈っている。アナニアという人が入って来て自分の上に手を置き、元どおり目が見えるようにしてくれるのを、幻で見たのだ」。
アナニアは、パウロがキリスト教徒を迫害していたことを知っていたので躊躇した。すると、主はまたいった。
「行け。あの者は異邦人や王たち、またイスラエルの子らにわたしの名を伝えるために、わたしが選んだ器である。わたしの名のためにどんなに苦しまなくてはならないかを、わたしは彼に示そう」。
そこで、アナニアは出かけて行ってパウロの上に手を置いた。
すると、たちまちパウロの目が元どおり見えるようになり、パウロは回心してキリスト教徒となったのである。 |
|
|