小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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使徒言行録 |
使徒パウロの伝道旅行(7) |
アキラ |
Aquila|「鷲」|ラテン語 |
■テント職人の洗礼
パウロが第2回宣教旅行でギリシアのコリントに滞在したときに知り合った男。妻プリスキラと夫婦でキリスト教徒だった。
パウロと同じくテント造りを職業としていたので、パウロはアキラと非常に親しくなり、彼の家に住み込んで一緒に仕事をしながら伝道活動に従事した。
パウロがアンティオキアに戻るときにはアキラとプリスキラは途中のエフェソまで同行した。
そこでパウロと別れたアキラ夫妻はその地でキリスト教の伝道を行ったが、ちょうどこのころアポロというユダヤの優れた知識人も、同じ土地でイエスのことを熱心に語って人々に教えていた。
ところが、アポロはイエスについて詳しく知っていたが、ヨハネの洗礼しか受けていない人間だった。
このことを知ったアキラ夫妻はアポロを招いて、神の道についてより詳しく説明して聞かせた。
こうして、アポロは優れたキリスト教徒となり、後にはパウロと一緒にコリントでの宣教活動にたずさわり、パウロに匹敵するほどの人気を得るほどになったのである。 |
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