小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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使徒言行録 |
初期キリスト教団の活動(8) |
タビタ |
Tabitha|「かもしか」|ヘブライ語 |
■使徒による奇跡
ヤッファに住んでいた女性のキリスト教徒。
数多くの善行と施しをした慈悲深い人だったので、一度死んだが、使徒ペトロの奇跡で生き返った。
ペトロがヤッファからそう遠くないリダの町で伝道活動をしていたときのこと。
タビタは病で死に、遺体は2階の部屋に安置された。
ヤッファのキリスト教徒たちはペトロが近くにいることを知っていたので、すぐに2人の人を送ってペトロを呼び寄せた。
ペトロがやってくると、タビタから恩を受けたやもめたちが彼の回りに集まり、泣きながら、タビタが作ってくれた下着や上着を見せた。
ペトロは皆を部屋の外に出し、ひざまずいて祈り、遺体に向かっていった。
「タビタ、起きなさい」。
すると、タビタは目を開き、ペトロを見て起き上がったのである。
ペトロは彼女に手を貸して立たせた。
それから、キリスト教徒たちを呼び、生き返ったタビタを見せた。
人々は驚き、このことはすぐにもヤッファ中に知れ渡った。
こうして、ヤッファの多くの人々が主を信じるようになったという。 |
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