小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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福音書 |
救世主イエスの誕生(5) |
シメオン |
Simeon|「神はお聞きになった」|ヘブライ語 |
■メシアに会うまで死なない
イエスが誕生したころエルサレムに住んでいた信仰心の篤い人。主が遣わすメシア(救世主)に会うまでは決して死なない、とのお告げを精霊から受けており、年老いても死ななかった。
そんな彼があるとき霊に導かれてエルサレム神殿に行くと、そこに両親に抱かれた幼いイエスがいた。
このころ、ユダヤ人に生まれた長男は生後40日目に神殿で清めの儀式を行うという決まりがあり、イエスはこのために両親に連れられて来ていたのだった。
シメオンはそんなイエスを見つけると腕に抱き、神をたたえていった。
「主よ、今こそあなたは、お言葉どおり、この僕を安らかに去らせてくださいます。わたしはこの目であなたの救いを見たからです。これは万民のために整えてくださった救いで、異邦人を照らす啓示の光、あなたの民の誉れです」。
さらにシメオンは、「ご覧なさい。この子は、イスラエルの多くの人に衝撃を与え、あるときは反対を受けると定められています。あなた自身も剣で心を刺し貫かれます」とイエスの磔刑まで予言したのである。 |
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