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フランボワイヤン・ワールド
登場人物で読む聖書の物語
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
登場人物で読む聖書の物語(355)
福音書
洗礼者ヨハネの物語(4)
ヘロデ・アンティパス
Herod Antipas|「英雄から出た」|ギリシア語
■何でも望みのものをやる


 ガリラヤとペレア地方の支配者(在位、前4~後39年)。ヘロデ大王の3人の息子の1人で、父の死後ユダヤの一部分の支配者となった。
 怠惰で女癖が悪く残虐で、洗礼者ヨハネを処刑した人物。
 彼は彼自身の兄弟フィリポの妻ヘロディアに横恋慕し、それまでの自分の妻を離縁した上でヘロディアを奪って妻にしていたが、洗礼者ヨハネはこの結婚が律法違反であるとしてアンティパスを非難していた。
 彼はこれに腹を立て、ヨハネを牢に閉じ込めた。
 処刑したいとも思ったが、民衆がヨハネを預言者だと信じていたので、処刑することはできなかった。
 ところが、アンティパスの誕生日のこと。宴会で踊りを披露した娘サロメに、「何でも望みのものをやる」と約束すると、なんと彼女は洗礼者ヨハネの首を望んだのである。
 アンティパスは悩んだが、客の手前拒否できず、ヨハネを処刑した。
 しかし、さすがの彼も後ろめたさを感じた。
 その後、イエスが様々な奇跡を起こしているという評判を聞くと、洗礼者ヨハネが復活したのだと考え、大いに恐れたのだった。
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登場人物で読む聖書の物語 第八章 目次
第八章■新約聖書の時代
(BC10~AD100年ころ)
◆イエスの奇跡と裏切り者ユダ、十二使徒の活躍。そして伝道者パウロによるキリスト教の新時代

第八章について
●救世主イエスの誕生//|イエスマリアヨセフカスパルシメオンアンナヘロデ大王
●洗礼者ヨハネの物語//|ヨハネザカリアエリザベトヘロデ・アンティパスサロメ
●イエスの伝道と奇跡//|ヤイロバルティマイザアカイラザロマルタマリアラザロニコデモ
●イエスの死と復活//|ユダカイアファピラトシモンヨセフマリアクレオパ
●十二使徒たち//|ペトロアンデレヤコブヨハネマタイフィリポバルトロマイトマスシモンユダヤコブマティア
●初期キリスト教団の活動//|アンナスバルナバアナニアガマリエルステファノフィリポシモンタビタコルネリウスヘロデ・アグリッパ1世
●使徒パウロの伝道旅行//|パウロアナニアバル・イエステモテリディアシラスアキラスケワデメトリオエウティコリシアフェリクスフェストゥス
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