小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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使徒言行録 |
使徒パウロの伝道旅行(8) |
スケワ |
Sceva |
■愚かな祈祷師たちの父
パウロが第3回伝道旅行でエフェソに滞在したころのユダヤ人の祭司長。
スケワの7人の息子は祈祷師だったが、愚行のために悪霊にひどい目に合わされることになる。
このころ、パウロの行う奇跡はめざましく、彼が身につけていた手ぬぐいや前掛けを病人に当てただけで病気が癒され、悪霊どもが出て行くほどだった。
スケワの7人の息子たちはこれを見て真似をし始めた。
彼らは悪霊にとりつかれた男の前に行き、試みに言った。
「パウロが宣べ伝えているイエスによって、お前たちに命じる」。
ところが、悪霊は彼らに言い返した。
「イエスのことは知っている。パウロのこともよく知っている。だが、いったいお前たちは何者だ」。
そして、悪霊にとりつかれている男が突然この祈祷師たちに飛びかかったのである。
祈祷師たちは裸にされ、傷つけられて、逃げ出した。
この事件の評判はすぐにエフェソの町に広まった。
こうして、イエスの名は人々に大いに崇められるようになり、大勢の人々がキリスト教に改宗したのだという。 |
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