小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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使徒言行録 |
初期キリスト教団の活動(2) |
バルナバ |
Barnabas|「慰めの子」|ヘブライ語 |
■迫害者の回心を信じる
使徒たちのために尽力したキリスト教徒。聖霊と信仰に満ちた立派な人物で、心も広かった。
初期のキリスト信者の集団は財産を共有し、土地や家を持っている人はそれを売って教団の所有とする事で成り立っていたが、バルナバもまた自分の畑を売って使徒たちに寄付するような人間だった。
使徒たちからも大いに信頼されていた。のちにパウロを使徒たちに引き合わせたのも彼である。
初期のキリスト教団にとって最も重要な存在となる使徒パウロは、ある時期まではキリスト教徒を迫害する側で活躍していたため、後に回心してキリスト教団に参加しようとしても、使徒たちはそれを信じることができず、むしろ恐れを抱いたほどだった。
そんなパウロの回心が真実であることを信じ、パウロのために大いに語ったのがバルナバだった。
このためバルナバはパウロとの結びつきを深め、紀元46~48年には2人は教会から派遣されて第一回の宣教旅行を行っている。
この旅行は小アジアの一部やキプロス島を巡ったもので、最大級の成功を治めたとされている。 |
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