小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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使徒言行録 |
初期キリスト教団の活動(9) |
コルネリウス |
Cornelius|「角の」|ラテン語 |
■だれも差別されない
イエスの死後にカイサリアに駐屯したローマ歩兵部隊の隊長。
ローマ人だったが洗礼を受け、外国人であってもキリスト教徒となれることを示した。
コルネリウスはローマ人だったがローマの神々に絶望し、一家そろってユダヤの神を信じていた。
すると、あるとき天使が現れていった。
「あなたの祈りと施しは、神の前に届き、覚えられた。今、ヤッファへ人を送って、ペトロと呼ばれるシモンを招きなさい」。
そこで、コルネリウスはすぐに2人の召使いをペトロのもとに派遣した。
ちょうどこのころ、ペトロもある幻を見た。
目の前に律法で食べることを禁じられた獣の肉が現れ、「ペトロよ、身を起こして食べなさい」と神の声がいった。
ペトロは汚れた物は食べられないと一度は拒否した。
すると、神はいった。
「神が清めた物を、清くないなどと、あなたはいってはならない」。
これは、どんな人でも清くない者、汚れている者といって差別してはならないという意味だった。
そこで、ペトロはコルネリウスの召使いが来るとすぐに出かけ、コルネリウス一家に洗礼を授けたのである。 |
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